導入事例

ロゴ:中央化学株式会社

輻輳による社内ネットワークの遅延をブレイクアウトで解消
全国25拠点のネットワークを刷新し、コスト削減も実現
導入の目的:BCP対策、業務効率化、通信環境の刷新など

関係者写真 右から中央化学株式会社 管理本部 情報システム・業務改革推進部 システム企画課長 笠智一氏、並木康雄氏、 NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社 埼玉支店 第一グループ 第二チーム 町田隼輔、白隆尚
課題
  • ●テレワークやSaaS利用拡大によるトラフィック増で社内ネットワークが輻輳していた
  • ●連休明けの午前中は輻輳により、メール・インターネットに影響が出ていた
  • ●受注処理の遅延が頻発し、SIルーターの運用負荷も課題に
対策
  • ●トラフィックの可視化から課題を精査し、docomo business RINK®別ウィンドウで開きます。を提案
  • ●大幅なコストメリット、レンタルルーター方式、SASE対応が導入の決め手に
  • ●全国25拠点の地域特性に配慮した手厚い現地対応で導入を完遂
効果
  • ●連休明けの輻輳が無くなり、受注処理の遅延リスクを解消
  • ●管理ポータルで運用を効率化、今後の拡張への柔軟な対応も可能に​
展望
  • ●ネットワーク基盤を生かしたセキュリティ強化を推進
  • ●音声系の刷新や新技術の導入など継続的なDX推進へ

NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社は全国のお客さまへ営業活動を行うNTTドコモビジネス株式会社のグループ会社です。

※2025年7月、社名変更により、ドコモビジネスソリューションズはNTTドコモビジネスソリューションズに、NTTコミュニケーションズはNTTドコモビジネスになりました。

課題

コロナ禍のトラフィック急増で社内ネットワークが遅延
連休明けの午前中の輻輳が販売現場にも影響

 中央化学株式会社は1961年に設立し、埼玉県鴻巣市に本社を構える食品包装容器メーカーだ。スーパーやコンビニで見かける弁当容器や肉・魚用のトレーなどを全国25拠点の営業所、工場、配送センターで製造・販売・配送しており、業界で唯一、海外へ本格的に事業展開している。魚の形をしたポリエチレン樹脂製の醤油入れ(タレビン)の元祖であり、社是「全員創意」のもと、人々の豊かな食生活と食文化に貢献することをミッションに掲げている。
 同社の基幹システムは、データセンターに集約され、全国の拠点からリアルタイムでアクセスする構成となっている。データセンターと拠点を結ぶ社内ネットワークは、2014年にNTTドコモビジネスのIP-VPNサービス「Arcstar Universal One」を導入し、活用してきた。しかし、コロナ以降の急激な環境変化に社内ネットワークが対応しきれなくなっていた。セキュリティの観点からインターネット接続をデータセンターに集約していたため、そこがボトルネックとなり輻輳が発生していたのだ。
 「テレワークが増え、SaaSの利用が急拡大したことでトラフィック増による輻輳が多くなりました。基幹システムは問題なかったのですが、周辺のサブシステムが影響を受けて受注処理の遅れが一部発生していました。お客さまに影響が出ないようにするために、調整の手間も多くなり、ここ1~2年、特に顕著になってきていたのです」と管理本部情報システム・業務改革推進部の笠智一氏、並木康雄氏は振り返る。

中央化学株式会社 管理本部 情報システム・業務改革推進部 並木康雄氏
中央化学株式会社
管理本部 情報システム・業務改革推進部
並木康雄氏
中央化学株式会社 管理本部 情報システム・業務改革推進部 システム企画課長 笠智一氏
中央化学株式会社
管理本部 情報システム・業務改革推進部
システム企画課長 笠智一氏

 このような問題に対し、社内ユーザーもWeb会議中の映像をオフにするなど自主的な負荷軽減を行っていた。この課題を痛感していたのが、当時、販売の現場にいた笠智一氏だった。
 「特に年末年始やお盆などの長期連休明けは、輻輳の影響で午前中にメール・インターネットに影響が出ていた。お客さまからの注文量が増える連休明けにもかかわらず、注文確認や、受注処理に影響が出る状況を招いていました」
 社内ネットワークが輻輳する問題に加えて、各拠点に設置されたSIルーターの運用もネックになっていた。「自社資産のため運用に手間がかかっていました。さらに機器の老朽化により問題が発生し、アップデートが容易にできない状況でした。この点も、改善したいという思いがありました」(並木氏)
 こうした問題が積み重なり、社内ネットワークの刷新は喫緊の経営課題となっていた。

対策

トラフィックの可視化から始まった1年9カ月の道のり
伴走支援により全国25拠点のネットワーク刷新を完遂

 社内ネットワークの刷新にあたり、中央化学では既存ベンダーのNTTドコモビジネスソリューションズをはじめ、複数のベンダーに提案を依頼した。NTTドコモビジネスソリューションズ埼玉支店の白隆尚は次のように振り返る。
 「前任者から引き継いだタイミングで、刷新の話がありました。まず、トラフィックを可視化して現状の逼迫状況を把握した上で、提案のロジックを組み立てていきました。そして“脱SI”をコンセプトに、ゼロトラストによる安全なICT環境の実現と多様な働き方を支援する統合型ネットワークサービス『docomo business RINK®別ウィンドウで開きます。』(以下、RINK)を軸に据えた提案を行いました」
 具体的な提案内容は既存のネットワークをバックアップ・音声用ネットワークとして残し、メインのネットワークにRINKを置くことで、特定の通信を各拠点からインターネットに直接接続(インターネット・ブレイクアウト)させてトラフィックを分離。それにより通信速度の向上を図る。さらに各拠点のSIルーターをレンタルルーターに置き換え、運用の負荷を軽減する。加えて、マネージドセキュリティサービス「VxGプラットフォーム」を実装することでボトルネックとなっていたインターネットゲートウェイを増強し、セキュリティ機能の強化を図るというものだった。
 同社が、NTTドコモビジネスソリューションズを選んだ決め手は4つあるという。「まず、我々のIT環境を熟知する既存ベンダーに託せる安心感です。次に競合と比べて桁が1つ違うほどコストが抑えられていたこと。さらに、SASE対応など最近トレンドに対応した上で輻輳が解決できる的確な提案でした。そして、各拠点にレンタルルーターを設置することで運用にかかる負荷を抑えられることです」(並木氏)
 導入プロジェクトは前年度の構想・選定に約1年、構築に9カ月の足かけ1年9カ月にわたった。「当初は現地に行く想定はなかったのですが、最終的に地域の特性に合わせた対応が必要になり、各拠点の工事に立ち会いました。北は東北地方、南は九州まで足を運びました」(白)。
 白と同じNTTドコモビジネスソリューションズ埼玉支店の町田隼輔も各拠点に同行し、現場にとことん向き合う姿勢で複数拠点の同時切り替えに対応したという。

 「白さま、町田さまが当社なりの事情を踏まえてフォローしていただいたことは本当にありがたかったです。おかげで大きな問題もなくネットワーク刷新は完了しました」(笠氏)
NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社 埼玉支店 第一グループ 第二チーム 白隆尚
NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社
埼玉支店 第一グループ 第二チーム
白隆尚
NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社 埼玉支店 第一グループ 第二チーム 町田隼輔
NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社
埼玉支店 第一グループ 第二チーム
町田隼輔

効果

連休明けの輻輳が無くなり、受注処理の遅延リスクを解消
分かりやすい管理ポータルで運用負荷も大幅に軽減

 RINKが導入されたことで中央化学の社内ネットワーク環境は大幅に洗練された。Web会議やSaaSといった特定の通信が各拠点からダイレクトに接続できるようになったことで、社内ネットワークのパフォーマンスが大きく向上した。
 「導入前後で、通信速度が段違いに速くなりました。連休明けでも受注処理が遅れることはなくなり、メール・インターネットを利用する際のストレスも解消され、社内からのクレームも無くなりました。受注処理の遅れは社内のみならず、取引先のお客さまとの信用の問題にもなるので、その懸念が解消されたことがいちばん大きな効果ですね」(笠氏)
 「まだ切り替えてから半年ほどですが、現場では『以前は遅かったよね』というのが昔話になっています。社内ネットワークが改善されることは予想していたのですが、ここまで大幅にパフォーマンスが上がるとは思っていませんでした」(並木氏)

 RINKの大きな特長の1つとして「管理ポータル」がある。これは各種サービスの申し込みや設定・確認、オーダー(受付)履歴の確認、運用状況の確認などが、利用者側で手軽に行えるものだ。もちろん、ネットワークの利用状況もリアルタイムでモニタリングできる。「管理ポータルの操作が分かりやすく、使いやすいです。現状の利用状況は、想定の範囲内で推移しています。今後、いろいろな業務系アプリなどを導入する際などにも、柔軟性を持って迅速に対応できるのではないかと期待しています」(並木氏)

写真:左からNTTドコモビジネスソリューションズ株式会社町田隼輔、白隆尚、中央化学株式会社笠智一氏、並木康雄氏

展望

セキュリティ強化、音声系刷新と続く次の取り組み
いままでネットワーク要因でできなかった取り組みが加速

 事業の基盤となる社内ネットワーク環境が整備されたことで、中央化学ではさらなる業務効率化やBCP対策に向けた次の取り組みを進めている。
 「いままでネットワークが要因でできなかった取り組みが、動き出しています。まずはセキュリティです。セキュリティにはさまざまな側面があるので、どこから着手するかが重要です。次年度、どういった順番で実施するかをNTTドコモビジネスソリューションズさまの協力のもとで議論しているところです」(笠氏)
 今回の中央化学の社内ネットワーク刷新プロジェクトは、RINKの導入事例としてNTTドコモビジネスソリューションズ組織内でも注目されている。なぜなら、日本全国の複数拠点に導入されるという、社内でもモデルとなるケースだったためだ。
 「中央化学さまのような大規模な組織でも、安心してお使いいただけることが証明できました。また、データ系ネットワークが整備されたことで、次は音声系ネットワークの刷新もテーマになります。特に電話を受ける社員のみなさんのお困りごとを解決する提案をしたいと思っています」(白)

 並木氏はNTTドコモビジネスソリューションズへの期待をこう述べた。
 「我々も最新トレンドをチェックしますが、NTTドコモビジネスソリューションズさまのスピードには及びません。今後も我々の課題や世の中のトレンドに応じたサービスをどんどん提案していただきたいですね」(並木氏)
 取材の最後に、笠氏は次のように締めくくった。「実のところ、NTTドコモビジネスソリューションズさまに関しては、ご提案の引き出しが多く、長期的にお付き合いが続いています。音声系の刷新のみならず、こちらの状況を把握した上でセキュリティやAIなど、いろいろな提案をいただけてるので、こちらとしても大変助かっています。いまやNTTドコモビジネスソリューションズさまは当社のITインフラを安心して託せる、なくてはならないパートナーです。今後も、社内的にどんどん新たな課題が生まれてくると思いますので、第一の相談先として頼りにさせていただきたいですね」(笠氏)

中央化学株式会社 外観

中央化学株式会社

事業概要:
1961年設立(1957年創業)。埼玉県鴻巣市に本社を構え、食品包装容器およびその関連資材の製造・販売を主な事業としている。
URL
https://www.chuo-kagaku.co.jp/

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